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[もりや稽古] 第185回 新しいことを始める季節

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秋は何かを始めるのに良い季節。
ちょうど良い気温になりました。

そんな折り、ここのところお問い合わせ、体験稽古・見学が増えて、とてもうれしいです。
いよいよ総勢20名以上の大所帯になってきましたね(今日も守谷稽古参加者がちょうど20人!)。

ここらで新しい人が入ってきたときに、以前から稽古している人がとるべき行動について意見を述べておきます。

自分より、稽古日数の少ない、経験の少ない人と稽古をしたときに
「相手はなにも知らないし、思ったように動かないし、稽古にならない」
と思って、拒否反応をしてしまうことがあります。
気持ちは分からなくはないのですが、こういう態度・メンタルでいるうちは合気道は上手くなりません。

受けを取りながら、相手を導く。
言葉ではなく、受け身で導線を描いてあげられる。

これを目指して下さい。だって、どんどん新しい人は入ってくるのです。つまり、経験を積めば積むほど、どんどん自分の相手は自分より経験が少ないケースばかりなのです。その相手を次から次へと拒否していたらどうなりますか。

どんどん考え方も、身体の使い方もせばまってしまうばかりです。
経験を積んだ人と稽古したら楽しい。それはもっともです。
では、全くの初心者と稽古して楽しくないのはなぜか。
これを問うことで、もう一歩先に進んでいけるようにしましょう。

自分の中心を守りながら、相手を攻めながら受け身を取れること。これが実はかなりハードです。
そして、そのハードな稽古の積み重ねがかならず取りをしたときに生かされます。

腹と手先が繋がる、という形を以て。

記事公開日: 2013年09月26日
最終更新日: 2013年12月12日
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