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7月1日稽古の感想

半田です。

今回は、私にとって20回目の稽古でした。久しぶりの投稿です。
大変充実した稽古でした。汗だくになりましたが、非常に気持ちが良かったです。
稽古の終了間際になって1人の方が稽古に参加されました。私もなんとか時間を見つけて少しでも参加しようという姿勢を見習いたいと思いました。

片手取り呼吸投げ
片手取り四方投げ裏
前回り受け身
膝行
正面打ち一教
正面打ち入り身投げ
座技呼吸法

という稽古メニューでした。

前回前々回に続いて、片手取り呼吸投げを中心にやりました。
特に、正面打ち一教と正面打ち入り身投げは、久しぶりにやったので、なんだかすっかり忘れてしまっている感じがあって、モタモタしてしまいました。

前回り受け身は、左手左足を出すときよりも、右手右足を出すときの方が苦手で、畳にぶつかるように回ってしまうことがあります。受け身では、はっきりと左右差を意識できるのですが、他の技でも左右差があると思うのですが、感じ取ることができていません。

指先を張って肘と肩の力を抜くというのがほとんどできません。指先を張ることすら忘れがちなのですが、思い出せる場合が少しずつ増えてきたように思います。

座技呼吸法の稽古では「相手の背骨を感じる」という感覚は何となく分かってきたように思います。自分の背骨や体全体で押していくという感覚も少し感じられるようになってきたと思います。

体全体で動いていくエネルギーを、相手と自分の腕を通して伝えていくということが重要なのだと思いますが、なかなか頭では分かっても上手くできないです。

合気道は、技の寄せ集めではなくて、大きな合気道という全体があって、それが場面場面によって、一つひとつの技になって形として現れるという感じでしょうか。物理学の世界では、1つの統一理論があって、条件の違いによって、その理論の現れ方が違うという考え方があると聞いたことがあります。
それと同じように、合気道でも根本原理があって、それが場面や条件の違いで様々な形(技)として現れて来るというような感じでしょうか。技をかける側にも受けを取る側にも、同じ原理が生きていているけれども、立場が違うために、違う形となって現れるというように(頭では)今のところ理解しています。

合気道の技は、階段状に、簡単な技から難しい技まで並べられていて、それを1つずつ学んでいくのではなくて、全ての技は1つにつながっているように感じます。1つの何か(根本原理?)を学ぶために、いろんな条件設定で(つまりいろんな技を通して)、稽古を重ねていくように思います。1つの何かを直接的に体得することは不可能なので、枝葉(色々な技)の方から少しづつ、1つの何かに近づいていくことが、稽古なのでしょうか。だから、もしかしたら、ある技を稽古していたら、稽古していない別の技も上達しているというようなこともあるような気がします。そういう稽古の仕方ができると素晴らしいのかもしれません。

曽我先生が、稽古の途中で何度も繰り返し説明してくださることから、私なりに理解し考えていることを書かせてもらいました。もちろん、超初心者の私が頭で考えてみたことで、当然ですが、なんだかずれたり間違ったりしているかもしれません。色々と脳みそも刺激されるのも、合気道の楽しさのように思います。

また次回の稽古が楽しみです。

記事公開日: 2010年07月02日
最終更新日: 2012年02月06日
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