「つくば稽古」第14回 一教は基本中の基本で、一番難しいから
一教の足の組み替えは非常に有効だ。片足で立てると、それ以外の半身が自由になる、というのも野口体操の思想からして合致している。前がかりになって、相手の正面打ちを受け止めておいて、足をそろり出して、いきなり体重をかけることで意図しないのに半身が変わる。これは本当に気持ちいい。残心まで中心を守る。それが一番居心地のよい体勢なはず。肩のひっかかりについても、大きく回してから肩甲骨の上に乗せてあげることで解決。これは肩をいたわることにもつながる。今後の稽古がますます楽しみになってきました。
記事公開日: 2012年04月21日