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7月8日の稽古の感想

半田です。

今回の稽古では
前回り受け身
片手取り呼吸投げ
片手取り四方投げ
小手返しの型のみ

をやりました。

今回の稽古では特に、自分の重心を上手く使うこと、力を抜くところとしっかりと力を入れるところの2点が重要だと感じました。

前回り受け身から、起きあがりきらずに、自分の体重が手前側に落ちていくことを利用して、方向転換をして、シテ側に向かっていくということをやりました。起きあがる直前では、運動エネルギーがほぼ位置エネルギーに変化していて、運動エネルギーが非常に小さくなっているはずです。だから、位置エネルギーを利用すれば、今までの運動方向とは逆方向に動くというのは、少ない力で行えるはずです。非常に無理のない合理的な方法のように思いました。

重心に関しては、色々な技の場面で、自分の重み(体重)を上手く使うことが出てくるように思いました。転換から足を抜くこともその一つですし、上に書いた前回り受け身からの方向転換もそうです。直接の関連はないとは思いますが、岩登りをやる知人が「岩登りをするときに、自分の重さに逆らって力ずくで登っていくような登り方では、すぐに力尽きて登れなくなってしまう。自分の重さを味方につけるような登り方をすると、いくら登っても疲れないような登り方ができる。」というようなことをいっていたのを思い出しました。

筋肉の緊張と弛緩は、自分の体なのに、自分が思い通りにコントロールできていないことがはっきり分かって、少しずつ練習で改善していきたいところです。シテの手を掴んだときに、きちんと掴むけれども、肘と肩はゆるんでいるということが大切で、ここが緊張していると受け身を取るときに体が硬直したまま受け身を取ってしまい危険だということでした。

最近、新聞で、柔道の部活動や授業で中学、高校生が亡くなる事故があること、初心者の事故が多く、死亡率が突出して高いスポーツとされていることを知りました。
「柔道事故 対策講じて」

ゆるめるところをゆるめてきちんとした受け身をとることを身につけなくてはならないと思いました。

記事公開日: 2010年07月09日
最終更新日: 2012年02月06日
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