ブラウザの横幅を広げてください

4月22日 稽古の感想 by 初心者

昨日の稽古も雨で寒い一日でした。木曜日の度に雨で寒い日が続くので、新規の入会
者どころか見学者も非常に少なく寂しい限りです。稽古の内容は曽我先生が書いてく
ださったので、私は細かく教えていただいたアドバイスを忘れないように、この場を
借りてメモしておきます。

●四方投げ(裏)

まず持つ方は、しっかり持つ事!掌手の部分を相手にしっかり付けて、相手について
行く事。腕だけでついて行くのではなく、体全体でついて行く必要があります。相手
との接点と、自分の体軸の距離を一定に保つことにより、いつでも反撃できる体勢を
取り続ける事が大事です。「腕を引っ張られるから、腕が伸びる。」ではなく「腕が
引っ張られるから、体が引っ張られる。」と言った感じです。溝口先生は、常に相手
との接点と自分の体軸との距離を自在にコントロールし、逆に相手を崩してカウン
ターの技を掛けていました。見た目だけでは、大げさに技にかかっている感じです。
溝口先生は、ただ振り回されているだけの様に見えますが、常に体軸が生きているの
で、カウンターを掛ける事が可能になります。私(初心者)の場合は、「相手との接
点」と「自分の体軸」とが連動せずにバラバラに動き、いざと言う時に(カウンター
をかける時に)相手に上手く力を伝えれなくなっています。つまり軸を生かすための
踏ん張りがない状態です。この技の上手な受け方を言葉にするのは難しいですが、実
践するのはもっと難しいです。コツを掴むには、かなり時間がかかりそうです。

では、かける方は? しっかり転換する事! いまだに、まともに転換ができませ
ん・・・ 稽古の後半になってくると、相変わらずウダウダになって来て、両かかと
を使ってクルッと回ってしまいます。全く稽古になっていませんね(苦笑) たかが
転換、されど転換・・・ 転換が上手く出来るだけで、かなりの技の制度を上げる事
ができると思います。転換のやり方も大事ですが、転換時の自分の体軸と相手の体軸
を近づける必要もあります。力を効率的に伝えるには「ベクトル」を意識する事が非
常に大切だと思いました。

(1) 掴まれる

(2) 相手の外側に一歩踏み出す

(3) 転換する

(4) 前足を後ろに引く

(5) 相手の腕を上げながら転換する

(3)転換する この時、相手との接点と自分の体軸との距離を一定に保つ。相手と
の接点は、自分のヘソの前で固定する感じが良いと思います。腕が先に行くと、結果
として腕力で引っ張る事になります。その様な技は、腕力が強い方が勝ってしまう技
になります。腕が遅れると、そのままアームロックをかけられますね(笑)腕が遅れ
ると言う事は、捕まった→逃げ損ねた→やられた って感じです。

(4)前足を後ろに引く この時の前足の引き方が重要です。左足前の場合、左足の
重心をいきなり右足に移動する必要があります。その時に相手との接点にぶら下がる
くらいの感じを持たないと、相手を引き出す事ができなくなります。相手を腕力で
引っ張り廻すのではなく、自分の体重がかかる事により相手が勝手に振り回されると
言った感じです。この理論を体得すれば、かなり腕力への負担が減りますね。格闘技
のトーナメントでは「いかに体力を温存できるか?」が重要になります。長期戦や
トーナメントを意識すればするほど、この技術を体得できれば!と強く感じます。私
の現状は、一回戦で腕がパンパンですから・・・(苦笑)

(5)相手の腕を上げながら転換 「相手の腕を上げながら」と書きましたが、相手
との接点に潜り込むイメージです。この時、常に膝を曲げておく事! 「腕を上げ、
膝を伸ばして転換!?」なんて、実戦では無理ですよね。膝が伸びた状態で力は入り
ませんし、ふらついてしまいます。 今後は「のれんをくぐる」イメージで腕をあげ
て行く方が良いかと思いました。のれんをくぐる時に、膝まで伸ばす人はいませんか
ら(笑) そして、この転換の時 相手と必ず近づく事です! 力を100%伝える
には、遊びをなくして、タイトに動く必要があります。ベクトルの問題です。

●一教(裏)

上記と同じく、転換の制度が求められます。そして前足を引く時に腕を切り落とす
事! 前回も書きましたが、相手のつっかえ棒がなくなり相手は引き落とされます。
足の引きと腕の切り落としが同時でないと、相手に反応をさせる時間を与えてしまい
ます。0%から100%の力を一気にかける!だから相手は倒れると思います。

受ける方は、上記と同じく相手との接点と自分の体軸との距離を一定に保ちながらこ
の技にかかる事! そうする事によりストレートアームバーを掛けられた状態で、極
まるギリギリでカウンターのストレートアームバーをかける事ができます。溝口先生
の実技を見た感じですと「ホントに極まるのかなぁ?」と言った感じです・・・ こ
の技を極めるには、かなりの体幹の強さが要求されそうです。

●座技呼吸法

持つ方は、相手の体軸を感じながら持つ事! 腕を押さえると言った感じではなく、
立たせない・動かさない と言った感じです。腕しか固定していないと、座技呼吸法
を掛けられる前に、立ちあがられて大外刈りからニーオンザベリー(サイドポジショ
ン)で抑え込まれてパウンドでボッコボコですよね(笑) 持たれる方は、腕先だけ
を張り、肘と肩をリラックスさせる必要があります。この感覚は、何度やってもコツ
が掴めません。小指の位置にコツが隠されている様ですが、難しいですね・・・ こ
の感じ/コツは、時間をかけて体得して行きたいです。

本日は、「稽古初日に習った事の重要性」を再確認できました。慌てず、焦らず、ま
ずは正確な転換が出来る様になりたいです。ところで、先週の投稿を再確認し復習し
てから本日の稽古に挑みました。特に「正面打ち入身投げ」を重点的に復習してみま
した。が、本日は正面打ち入身投げの稽古は無し・・・ 毎週でも忘れがちなのに、
各週だと致命的です(苦笑) 今後、技がどんどん増えてくると本当に付いていける
のか?? ちょっと不安です。今後のためにも「目先の技ではなく、理論と体術」を
体得する事を最優先に考えて行きたいです。基礎が出来ないのに、応用は出来ないと
思いますので! ところで合気道を始めた時は「なぜ人は合気道を続けるのか?」と
思いましたが、入門から3ヶ月ちょっと経過し「合気道の可能性」に非常に興味が湧
いてきました。探究心を持って、今後も合気道を頑張って稽古して行きたいと思いま
す。

最後に、今回の更衣室での会話は「武道家・格闘家は女の子にモテるのか?」でした
(笑) どうなのでしょう、曽我先生? と言うより、曽我先生なら何をやっていて
も モテそうな気が・・・ だって曽我先生は、武田真治似の超イケメンですから!
 すみません、曽我先生・・・ 新入会員(特に女性)へのハードルをかなり上げて
しまいました(笑)

それでは、来週こそは晴れる事を祈って!

viva 合気道!

uh

記事公開日: 2010年04月23日
最終更新日: 2012年02月06日
Copyright(C) 2024 Moriya Aikido Club All Rights Reserved.