第九回稽古雑感

本日も体験稽古参加者三名。総勢7名での稽古となり、寒い道場もすぐに暖かくなりました。

見学の保護者の方は寒かったと思います。お疲れ様でした。

本日は片手取り四方投げ表と裏。そろそろこの技に慣れてきた稽古人もでてきましたので、ちらほら相手に教えてもらうこともできましたね。

今日印象に残ったのは、すぐに物覚えのいい人の省略の仕方。

運動神経のいい人はすぐに形を覚えてしまって、そして悪い癖が早くもついてしまう、ということ。
入り身転換が一番重要なポイントなのだが、それをどうしてもおろそかにして回転してしまう。

形はあっている。が、技にならない。

でも、まったくの初心者の方が入ってきて、いきなり出来てしまうといった技があるとすれば、そんな技自体がおかしいですよね。

薄い膜を積み重ねるがごとく、身体を別の動かし方で動かしてみる。

「自由な意志というのは、自由な否定の中にしかない（自由な行動は勝手に起き上がってくるものだから）」。

おそらく本日が一番寒い時期だと思います。今後どんどん暖かくなる中でどれぐらい稽古する人が増えるのか。今後がとてもたのしみになった一時間でした。