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第295回 まだ寒くない12月

本日の稽古ですが、12月なのにそれほど寒くないですね。足が冷たくて、稽古が進んでも足の冷えが取れない、というような状況ではありません。非常に稽古しやすい12月です。

守谷合気道クラブでは、子供の時間から大人も交じって稽古をしています。メリットとしては、子供となら安心して大人は受けが取れるし、子供は大人と稽古することで、緊張感を保つことができるからです。

また稽古として最初から参加できると通常稽古の1.5倍の稽古日数に換算しています。よってたくさん稽古したとみなすことができます。(師範了承済)。

本日天地投げをやったのですが、受けの人が受けを自分からとってしまうところが意外でしたね。初心者の方々も自分から受けをとってしまうのは、やはりこちらの教え方が悪いのでしょうか・・・。

受けはまず攻める。ここが大切です。相手のことを慮って受けが勝手に動いてしまうと、取りのためになりません。受けは両手をとったらお腹から相手を攻めることができるようにしたいです。

四方投げも同様。まずは両手で相手の手首をつかみ、お腹から相手を圧していきたいところです。相手の背骨を意識して、そこから少しずらして四方投げの運足をします。大切なのは二歩目の土踏まずに乗り込むこと。これができないと、大きな人を崩すことができません。

フランス人のFさんのような方と組んで稽古するときには特に大切な体重移動になります。その二歩目に立つことができれば、後は相手は勝手に崩れているものとかんがえていいでしょう。

下を向かない。遠くを見ながら、相手を全体としてとらえることも大切です。全体としてとらえる、というのはつまりは背骨から構成される骨組み全体を把握する、ということです。逆に言えば、受けからしてみれば全身で崩される、という状態はどんな感じなのだろう、ということを師範に投げてもらって実感するのが手っ取り早いですね。ですから師範稽古では一本でも多く投げてもらって、その技の要諦、崩し方のポイントを自分なりに抑えることです。

骨董品や写真、美術品もそうですが、最初に「いいもの」にたくさん触る。視る。感じる。たくさん知れば知るほど眼力がついてきて、「これはいい」「これはダメ」の判断ができるようになるのです。

記事公開日: 2015年12月17日
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