[もりや稽古] 第286回
合気道上達のコツは、受けを真剣に考えることなのです。
受けは攻め続ける。取りの攻撃を支点にして、あたかも相手と一体となって技を受ける。
相手と一体となる、というようなことを書くと少しうさんくさく感じられます。
でも、相手と一体となる、というのは気持ちの上、というよりは始まりは技術論なのです。
技の技術の中で、相手と一体となる感覚を身に付けます。
例えば本日の正面打ち一教の受け。相手のプレッシャーを受けて後方へと顔を向けますが、合わせている手は相手の感覚を残しています。何度もその感覚を思い起こしてください。
「おぉ、これか」と合点がいく日が必ず来ます。
p.s 本日産休明けのHさんが再訪問され、稽古されました。生活の中に合気道を、をモットーに運営しているのが当該合気道クラブ。本当にうれしかったです。マイペースで。自分に甘えすぎず、且つ厳しすぎず。
目標設定のセンスが問われるのが合気道の稽古です。
記事公開日: 2015年10月15日