[もりや稽古] 第169回
よほどの天才でないかぎり、合気道の技はすぐに取り側が
できないように構造化されています。
先端をハリながら、肘肩の力を抜くことだとか、
足を踏むことでリラックスし、腕の上下を自動化する、
だとかは、ひたすら取りをし続けてもできないです。
むしろ一生懸命堅くなる練習をしているようなものです。
だから、受けがやはり重要という結論になります。
受けを取りながら、取り側の力が入ったポイントを
察知できれば、自分がそれを修正できる可能性があるからです。
つまり、受けが取れたら、取りをやれる「可能性が」できる、ということなんだと思います。
記事公開日: 2013年05月30日