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[もりや稽古] 第155回

だんだんと春が近づいている気配。でもまだちょっと寒いかな。

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全体で受ける、受け身の重要性

 

合気道では、受け身を大変重要視します。理由のひとつとして、「全身で動けるようになるため」ということが挙げられます。全身で動けると何がいいのか。それは、自分が技をかけるときに、「全身を使って」技を使えるようになるからです。

仕手を重要視しすぎると、どうしても小手先の技に終始してしまいがちです。これは目から入った情報を処理する関係上しかたのないことです。なんとか真似ようという、真面目な態度が徒となるパターンです。

この善意の誤謬とでもいったところに落ちこまないためには、どうするか。やはり受けから学び取るしかない、ということになります。

肩でうけない。お腹でうける。一カ所にかたまらない。全身にちらばせる、ということを「受け身から」地道にやっていると、あるとき仕手のとき、ふと、全身が動けるようになっていることでしょう。

 

 

 

記事公開日: 2013年02月21日
最終更新日: 2013年02月28日
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