第110回 一教の受け身は反対側の肩で
今日のポイントはなんといっても、一教の受けを反対側の肩で受けることでしょう。
合気道は、型稽古ですから、次に何をする、ということが決まっています。
ですので、その決まっていることに対して、真っ向から抵抗することには何の意味もありませんよね。
だって、決まっているんですから。
それを抵抗してやる、ってのはどこかおかしい。
稽古、というのはその相手の攻撃を敏感に感じながら、
自分の中心を守って、相手を攻めていく過程のことを指します。
一教を打つ。
相手からの圧力が接点にかかる。
その腕の肩口を脱力。
反対側の肩、一番遠い足で、受け止める。
そして、相手の中に入っていく。すきあらば返すぞ、という気概を見せる。
こんな感じで稽古をすれば、相手の体格が自分より遙かに劣っていても、
十分自分の稽古をすることができます。
遠慮はしない。でも、固くならない。ここが合気道を楽しむ決め手です。
記事公開日: 2012年03月22日